不動産売却物語
店舗付き住宅を持っているが使用しないので処分したい。
【お客様の背景】
■売買の別:売却
■氏名:T・K 様
■年代:40代
■ご職業:自営業
■お住まいの地域:石狩市
■ご相談の地域:石狩市
■売却理由:資産処分
■お問合せ方法:チラシ
【ご相談内容】
知人から「店舗付き住宅を持っているが処分したいから買ってくれないか」と言われ、付き合いで購入しました。私自身は持ち家があるので店舗付き住宅はしばらく賃貸として貸していましたが、その借主も退去し、賃貸で再募集をしていていましたが、二年近く借主が現れないので処分したいと思います。中はまったく直しておらず、建物自体が古いので床が落ちそうな箇所もあり、荷物も多数残っている状態です。設備関係も購入した当時のままで二年間使っていないので、どうなっているかわからない状況です。
【ご提案した解決策】
実際に拝見したところ、まず需要性の低い環境に立地している点が印象に残りました。また内装状態や床の一部腐食、二年間使用していないことから設備交換も必須で、結果的に大規模なリフォームが必要になってくる建物でした。ところが売主様はできれば何も手を付けたくないというお考えだったので、売主様側で修繕はしない条件での現状渡しで販売することをご提案しました。買主様が購入後に行わなくてはいけない修繕の費用を見積り、買主様が修繕費用も含め購入できる範囲での仲介販売の金額をご提示しました。売主様も処分を優先したいお気持ちがあったので、ご提示した金額にて販売活動を開始しました。その後お時間はかかりましたが、内装・設備が使用できない可能性を把握しご理解いただいたお客様が現れ、無事ご成約となりました。
【担当営業として大切にした要点】
金額を安くすればどんな物件でも基本的に売れると考えて良いと思いますが、低い中でもどれだけ売主様の手元に多く金額を残せるかを考えご提案させていただきました。修繕が必要な建物の場合、買主様はその費用も含めて予算を検討されます。今回はその点を考慮した価格設定を行い、無事に成約しました。